ゆうちょ銀行特徴
2007年に日本郵政(郵便、銀行、保険事業をしていた)から民営化され、ゆうちょ銀行ができました。個人からの預貯金額が銀行の中で一番多く、約189兆円預けています。
収益の60%は資金運用で稼いでいる。
近年は国債主体の投資から外国債や未公開株の取引などリスク資産にも投資しています。
発行済み株式数 37億4954万5千株
時価総額 4.4兆円
代表株主
日本郵政 33億3703万株 88.9%
2025年までに比率を50%程度にする!
日本マスター信託口 5179万株 1.3%
自社保有 1100万株 0.2%
財務状態
総資産 227兆2422億
自己資本 11兆4241億
自己資本比率 5%
利益剰余金 2兆6834億
株主優待
500株で3,000円程度のカタログギフトがあたります。
決算期 3月
貯金残高の推移
2019年
総額183兆円 定期性貯金 95.2兆円 流動性貯金 87兆円5千億
2020年
総額 189兆5千億 定期性貯金 88.1兆円 流動性貯金 101兆3千億
決算サマリー
2019年 実績 | 2020年 実績 | 2021年 予想 | |
売上高 | 1兆7995億 | 1兆9467億 | 2兆873億 |
経常利益 | 3791億 | 3942億円 | 4850億円 |
当期純利益 | 2734億 | 2801億円 | 3500億円 |
配当 | 50 | 50 | 47円 |
株価 | 1,244円 | 900円 | 975円(12月時点) |
利回り | 4% | 5.5% | 4.8% |
資産運用の内訳
2019年 運用額 207兆5千億
国債 53兆6千億(25.8%) 地方債、社債 15兆9千億(7.6%)
外国証券等65兆6千億(31.6%)預け金51兆4千億(24.8%)
2020年 運用額 220兆5千億
国債 50兆4千億(22.8%) 地方債、社債 16兆5千億(7.4%)
外国証券等71兆1千億(32.2%)預け金60兆6千億(27.5%)
指標判断
EPS 87円 PER 10.43倍 割安と判断
PBR 0.3倍 割安と判断
配当性向 58% 標準の範囲 EPS 69円
ROE 2.7%
ROA 0.1%
トピックス
未上場株、オルタナティブ、債権投資の成績がよく、今年は増益と修正
2022年3月末 カタログギフト(3,000円分)を新設
銀行業指標
自己資本比率 15.51%
業務純益 76.58%
ゆうちょ銀行評価
プラス材料
財務状態が良く、年々売上や利益を増額している。
日本最大の預貯金額があり、信用力(ブランド力)がある。
配当利回りが、高く高配当投資におすすめ。
懸念点
プライム市場に残る為、2025年を目途に株主構成割合を日本郵政50%にする(現在89%)
→大量の株式が売りにだされます。よって株価の下落がさらに進む可能性があります。
上記の点が一番の気がかりであり、投資はもうしばらく待った方が無難です。
ゆうちょ銀行を動画でも解説してみましたので,こちらもぜひご覧ください‼