吉野家ホールディングス特徴
1958年に設立され、東京都に本社を置く、牛丼を主力とする外食チェーン店です。
グループ会社に、はなまるうどん、海外の外食事業を行っています。
会社の価値観として「うまい、はやい、やすい」を掲げています。
近年は設備投資に力を入れており、クラウド環境を用いた自動化を推し進めています。
(音声注文機、自動洗浄機など)
https://www.yoshinoya-holdings.com/ir/
発行済み株式数 6512万9千株
時価総額 1326億
代表株主 日本カストディ銀行596万株
総資産 1177億800万
自己資本 414億3500万
自己資本比率 35.2%
内部留保 227億1600万
有利子負債 487億2900万
決算期 2月
決算サマリー
2020年 実績 | 2021年 実績 | 2022年 予想 | |
売上高 | 2162億 | 1703億 | 1510億 |
営業利益 | 39億 | △53億 | 18億 |
経常利益 | 33億 | △19億 | 60億 |
当期純利益 | 7億 | △75億 | 28億 |
1株利益 | 11円 | △116円 | 43円 |
配当 | 20円 | 0円 | 15円 |
株価 | 2,470円 | 1,900円 | 2,360円(11月時点) |
株主優待 | 6,000円分 | 6,000円分 | 5,000円分 |
配当利回り(優待込み) | 3.2% | 3.1% | 2.7% |
PER | 224倍 | ― | 54倍 |
PER
株価収益率と言われ現在の株価が利益水準に対して、どれくらいの割合かを図る指標です。
PER=株価÷1株利益(倍率が低いほど割安だと判断できます)
平均15倍を下回れば割安です。
吉野家 54倍→割高だと判断
PBR
株価純資産倍率と言われ、企業の資産面を見て判断する指標です。
PBR=株価÷1株あたり純資産(倍率が低いほど割安だと判断できます)
平均1倍を下回れば割安です。
吉野家 3.54倍→割高だと判断
配当性向
利益の何%を配当と出しているかを表します。
低いほど減配リスクが少なくなります
平均40%を超えると配当性向が高いと判断します。
吉野家 利益の0%を配当 (2021年は配当金をだしていないので)
ROE
自己資本利益比率と呼ばれ、資本から利益をどれだけ効率よく稼げているかを図る指標です。(高いほど、投資価値のある会社だと判断でき、株価も上がりやすくなります)
ROE 当期純利益÷純資産(総資産-負債)×100
平均10%を超えれば、優良企業と判断できます。
吉野家 −17.2%→悪いです。
ROA
純資産利益率と呼ばれ、資産から利益をどれだけ効率よく稼げているかを図る指標です。
ROA 当期純利益÷総資産×100
高いほど、株式市場で評価を受けています
平均5%を超えれば、優良企業と判断できます。
吉野家 −1.5%→悪いです。
吉野家ホールディングス評価
投資は慎重に行いましょう。
コロナの影響を特に受けました。外出自粛で外に行くことがなくなった事やリモートワークの普及により、2021年は大きく業績を落とし、配当金も出ませんでした。
今期は業績の回復が見られ、配当金もでるようになる予定です。
しかし、吉野の株主優待の内容が改悪され、使い勝手も優待金額も悪くなりました。
以前300円券を10枚貰えた。3,000円分
改悪500円券を4枚に変更 2,000円分
優待目的で投資するのも危険で、業績によってさらなる改悪もあり得ると思います。
外食産業は景気の影響を特に受ける形態なので、投資は慎重に行いましょう。
吉野家ホールディングの解説を動画でもしてみましたので、ぜひご覧ください。