2021年6月に上場した、比較的新しいリート。
日本の東西中心地をつなぐ、日本の経済規模第3位の東海地域への投資
静岡県を核とし、愛知、三重県に投資を行う。
静岡を核とする産業地域の魅力
東海道は人や物が行き交う地域。
人口、産業集積に支えられた強い経済地域である。
強い経済に連動して、優良なテナントがいる。
不動産価格変動リスクが相対的に低い投資エリア。
東海道リート投資法人特徴
投資地域
静岡を核とする産業地域に重点投資 60%以上
静岡県 56.9%
愛知県 17.7%
三重県 25.4%
用途対象
産業インフラアセット 25%以上
物流、産業、ビジネス、底地
生活インフラアセット 25%以上
住居系、底地、その他
ポートフォリオ
生活インフラアセット 65%
内訳
住居系 26.6%
底地 38.6%(生活必需品を扱う販売店)
産業インフラアセット 34.8%
底地 1.9% (産業、物流施設)
産業ビジネス 12.7%
物流アセット 20.1%
メインスポンサー
ヨシコンを軸に他9社がスポンサー
静岡銀行、中部電力、清和海運など
産業、不動産、インフラ、電力、物流系がスポンサーになっている。
決算期
1月、7月
決算月の最終日まで、持っていれば分配金が貰えます。
決算ハイライト
第1期分配金 2446円
第2期分配金 予想 3200円
第3期分配金 予想 3217円
営業収益 13億4300万
営業利益 8億1900万
経常利益 4億3400万
当期純利益 4億3200万
自己資本比率 50.7%
その他情報
物件数 9物件
平均築年数 18.82年
資産規模 309億円
鑑定評価額 336億円
含み益 27億円
期末稼働率 99.6%
現金 7億1555万2千
剰余金 4億3253万
財務ハイライト
有利子負債残高 159億5千万
LTV 46.3%
平均借入金利 0.73%
借入金利は他のリートと比べて高い方です!
平均残存機関 2.68年
分配金情報
株価 114,800円
分配金 2,446円
分配金利回り 4.2%
リートの決算時期は年に2回あるので、分配金を2倍にして計算しています。
指標判断
NAV倍率 8.23倍
異常値と判断
NAV=純資産額-保有不動産簿価+保有不動産鑑定額
1口あたりNAV 13,950円
NAV倍率=投資口価格÷NAV
倍率が1を下回るほど割安だと判断できます。
株で例えると、PBRと同じです。
LTV 46.3%
負債比率が標準と判断
LTV=有利子負債÷資産額
45%を超えると負債比率が高いと判断します。
リート全体の目安は50%前後と捉え、低いほど取得余力があると判断できます。
FFO倍率 34.2倍
標準と判断
FFO倍率=株価÷1口あたりFFO
FFO=当期純利益+減価償却費-不動産等売却損益
低いほど市場評価が低く、割安と判断します。
35倍を超えると割高と判断します。
株で例えると、PERと同じです。
NOI利回り 4.74%
不動産利回りが標準と判断
賃貸NOI 11億1800万
NOI利回り=NOI(家賃収入-経費-空室による損失)÷取得価格×100
NOI利回りが大きいほど収益性が高いです。
5%を基準に高いほど収益力があると判断します。
東海道リート投資法人評価
プラス材料
指標判断では、標準的な範囲内である。
今後も東海道地域は安定的な成長が期待できる。
東海道地域会社のバックアップがある。
産業インフラ系ポートフォリオを持ち、安定している。
マイナス材料
比較的新しいリートで分析材料が少ない。
南海トラフ地震がいつ来るかわからず、最大のリスク要因である。
上記の点から、今後の成長に期待できると判断できれば投資おすすめ銘柄です。