オリックス不動産投資法人特徴
投資対象物件
オフィス 55.5% 商業施設 15.5% 住宅 10.2% 物流施設 5.4% ホテル 13.5%
総合型リートです。
投資対象地域
東京圏 7割 その他地域 3割
平均築年数 18.7年
他のリートと比べると平均築年数は多い方です。
資産規模 6905億
資産運用会社
オリックス・アセットマネジメント
→オリックスグループの小会社(100%出資)
代表物件
東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート
所在地 千葉県浦安市
ホテル ユニバーサル ポート
所在地 大阪府大阪市
格付け R&I AA-(安定的) JCR AA(安定的)
稼働率 96.2%
ホテルの変動賃料が低下している。
リーシング(賃貸借支援)の遅れで、オフィスの空室率が上がっている。
テレワークを理由としたオフィス退去は1割程度 限定的とみている
平均調達金利 0.59%
固定金利比率 93%
負債残高 2671億3700万
投資法人債 305億
利益剰余金 131億5300万
代表投資家
日本カストディ銀行 580,998口 21.05%
日本マスタートラスト 455,445口 16.5%
決算サマリー
2020年8月第37期 | 2021年2月第38期 | 2021年8月第39期 | |
営業収益 | 245億5800万 | 235億9300万 | 236億3千万 |
営業利益 | 119億8千万 | 109億7800万 | 109億9400万 |
当期純利益 | 107億1700万 | 96億5600万 | 98億700万 |
分配金 | 3,840円 | 3,546円 | 3,553円 |
期末投資口価格 | 14万2400円 | 17万4000円 | 19万6100円 |
期末利回り | 2.6% | 2.0% | 1.8% |
口数 | 2,760,000口 | 2,760,000口 | 2,760,000口 |
減価償却費 | 41億3100万 | 41億5300万 | 41億6100万 |
賃貸NOL | 179億2800万 | 170億800万 | 170億1200万 |
投資家人数 | 19,720人 | 19,100人 | 18,418人 |
指標判断
FFO倍率 36.42倍 標準的な範囲
FFO倍率=株価÷1口あたりFFO(低いほど割安です)
35倍を超えると割高と判断
FFO=当期純利益-不動産売却益+減価償却費÷投資口発行数
賃料収入からどれだけのお金を得ているかの収益力のこと
高いほど収益力がいいとわかります。
LTV 43.5% 標準的な範囲です。
資産額に対する負債比率を見て財務の健全性を図る指標
低いほど負債比率が小さいのでいいです
40%を超えると割高と判断
LTV=有利子負債÷資産額
NAV倍率 0.97% 標準的な範囲
純資産に対する価格水準を図る
NAV倍率=投資口価格÷NAV
倍率が1を下回るほど割安だと判断できます。
トピックス
ラウンドクロス大手町北(東京都千代田区)を32億円で取得(オフィス)
グッドタイムリビング新浦安(千葉県浦安)を15億円で売却(ホテル)
第41期 分配金は3180円と予想
ホテルの回復は見込まない
(ホテルの業績が良ければ300円程度の増加になる可能性がある。)
住宅は広めの部屋が好調 賃料の増額もできている。
オリックス不動産投資法人評価
投資しても問題はありません
約20年前に上場したリートで、投資物件も問題なく安定した運用をしています!
指標判断を見ても平均的な指標水準に納まっています。
気になる点がオフィスの稼働率低下が挙げられます。
今後稼働率の低下が続き、分配金の低下を招く事態になれば、このブログで発信していこうと思います。
分配金利回りは約年3.8%とリートの中では少ない方ですが、安定的な分配金を期待できるので投資おすすめ銘柄です。
オリックス不動産投資法人を動画でも解説してみましたので、ぜひご覧ください。