MS&ADホールディングス特徴
2010年に設立
三井住友海上、あいおい、ニッセイ同和が経営統合したメガ損害保険会社
三井住友海上に、海上とついているのはそのためです。
国内損保、ASEAN NO1の保険金融グループ
世界中に、グローバル展開をしている。
自動車保険 災害の保証 デジタル社会を守るサイバー保険
生命保険を扱っている。
暮らしに潜むリスクに対する保険
リスクを見つけ伝え、リスクの影響を小さくし、リスクが現実となった時の負担を小さくするを掲げている。
発行済み株式数 5億9363万2千株
時価総額 2兆468億
代表株主
日本マスター信託口 7371万株 12.4%
トヨタ自動車 5261万株 8.8%
自社保有 3954万株 6.6%
財務状態
総資産 24兆7144億400万
自己資本 3兆3216億9600万
自己資本比率 13.4%
損害保険事業の資本比率は、利用者からの莫大な貯金があるので、低くなっています。
目安 損害保険事業は8%以上で安定性が高いと判断します。
利益剰余金 1兆1590億
株主優待 なし
決算期 3月
一株利益 415円
有利子負債比率 0.24%
無借金経営に近いです。
決算サマリー
20年 | 21年 | 22年 | |
売上高 | 5兆1683億 | 4兆8922億 | 5兆1320億 |
経常利益 | 1577億 | 3065億 | 3904億 |
当期純利益 | 1430億 | 1443億 | 2627億 |
23年 | 24年予想 | |
売上高 | 5兆2512億 | |
経常利益 | 2311億 | 4200億 |
当期純利益 | 2022億 |
24年予想では、過去最大の経常利益予想です。
配当情報
19年 | 20年 | 21年 | |
配当 | 140円 | 150円 | 155円 |
株価 | 3500円 | 3,600円 | 3100円 |
利回り | 4% | 5.9% | 5% |
一株利益 | 330円 | 251円 | 258円 |
配当性向 | 42% | 59% | 60% |
22年 | 23年 | 24年 | |
配当 | 180円 | 200円 | 240円 |
株価 | 3980円 | 4200円 | 4870円 |
利回り | 4.5% | 4.7% | 4.9% |
一株利益 | 474円 | 299円 | 561円 |
配当性向 | 37% | 67% | 42% |
年々増配をしています。
年度によって業績のブレが大きいですが、配当性向を引き上げて配当金を維持しています。
自社株買い
14年 | 15年 | 16年 | 17年 |
100億 | 300億 | 200億 | 300億 |
18年 | 19年 | 20年 | 21年 |
300億 | 320億 | 350億 | 350億 |
22年 | |||
750億 |
年に必ず自社株買いをしており、長期的に株価の上昇も期待できます。
トピックス
2021年度は最高益予想がでている。
海外事業で自然災害が多発し損失がでている。影響額315億円
国内事業は大幅な増益。
コロナによって自動車事故の減少、イベント関係による損害が減っている。
利益の250億円を使い自社株買いを実施。
株主還元には積極的です。
デジタル技術などを活用し、520億円のコスト削減を実施できる予定
指標判断
PER 8.7倍
2021年 9.6倍
割安と判断
PBR 0.86倍
2021年0.66倍
割安と判断
ROE 9.9%
2021年 5.2%
標準の範囲
ROA 1.2%
2021年 0.6%
標準の範囲
MS&ADホールディングス評価
プラス材料
財務状態が良く、年々売上や利益を増額している。
グローバルに展開し、世界経済の成長に合わせて損害保険の
マーケットが大きくなっている。
指標判断でも割安水準になっている。
日本最大のメガ損害保険会社であり、信用力(ブランド力)がある。
配当利回りが高く高配当投資におすすめ。
マイナス材料
今後日本や世界では異常気象により自然災害が多発する可能性があるので、利益を獲得するのが難しくなる可能性がある。
災害によって、利益が出たり、損失が出たりと安定感に欠ける。
逆に何も起きなければ、ほぼ利益となります。
上記の点から、その年の損害度合いによりますが、高配当株投資におすすめの銘柄となります。
MS&ADを動画でも紹介してみましたので,こちらもぜひご覧ください‼