三井住友グループの企業が合わさったグループ会社
日本3大メガバンク三井住友銀行も含まれます。
グループ企業
三井住友銀行(メガバンク)
SMBC信託銀行
三井住友カード(クレジットカード)
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
SMBC日興証券(投資会社)
企業情報
総資産 271兆7487億
純資産 12兆7608億
時価総額 5兆7585億 業界2位
発行株数 13億7469万1194株
自己株式 346万6127株
利益剰余金 7兆2979億
自己資本比率 4.7%
投資主
日本マスター 23億4820万 17%
カストディ 7億9080万 5.7%
ナッツクムコ 2億6330万 1.9%
SSBTC 2億3550万 1.7%
日本、米国の機関投資家が投資主です。
格付け
Moodys A1 安定的
S&P A+ 安定的
Fitch A ネガティブ
R&I A+ ポジティブ
JCR AA+ 安定的
海外の格付け会社も評価しています。
5社が評価しています。
業績サマリー
2021年上期 | 2022年上期 | 前年同期比 | |
連結粗利益 | 1兆4313億 | 1兆6324億 | +2011億 |
営業経費 | ▲8759億 | ▲9626億 | ▲866億 |
連結業績粗利益 | 5861億 | 7219億 | +1379億 |
与信費用 | ▲267億 | ▲831億 | ▲565億 |
株式等損益 | 812億 | 921億 | +109億 |
経常利益 | 6300億 | 7261億 | +960億 |
親会社純利益 | 4560億 | 5254憶 | +694億 |
ROE | 9.4% | 10.3% |
連結粗利益 +1兆6234億
為替影響 +1220億
国内外の法人貸出の増加と付帯取引の獲得
好調な決済ビジネスが後押し
営業経費 ▲9626億
為替影響▲600億
新規顧客獲得好調に伴う変動費が増加
与信関係費用 ▲831億
コストが増加
戻入もあったが、予想の水準内で推移
株式等損益 +921億
ETF売却益が減少した一方、政策保有株式売却益 (680、YoY+320)は増加
グループ会社の業績
SMBC(銀行)を筆頭に4つのグループ会社を保有しています。
SMBC(銀行)
21年度上期 | 22年度上期 | |
業務粗利益 | 7466億 | 9282億 |
経費 | ▲4183億 | ▲4438億 |
業務純益 | 3283億 | 4845億 |
与信関係費用 | ▲249億 | ▲635億 |
株式等損益 | 576億 | 842億 |
当期純利益 | 2862億 | 3998億 |
前年同期比を上回る水準です。
このグループ会社の稼ぎ頭です。
貸出金残高
22/9 国内 59.2兆 海外 36.9兆
22/3 国内 58兆 海外 29.7兆
21/9 国内 56.4兆 海外 25.7兆
国内での貸出金は個人は減少
中小、大企業では貸出金が増加
国内・海外ともに法人からの資金需要は底堅い。
貸出金利 0.84%
金利が高いほど得られるお金が多くなります。
預金残高
22/9 法人 62.2兆 個人57.1兆 合計 119.4兆
22/3 法人 62.6兆 個人56.1兆 合計 118.7兆
21/9 法人 59.3兆 個人54.8兆 合計 114.1兆
預金額は増加傾向です。
個人の貯金は年々増加傾向です。
海外貸出金
22/9 300兆
22/3 288兆
21/9 273兆
海外での貸し出しは増加傾向です。
有価証券
31兆7619億 評価益 1兆3187億
2020年から2024年で3000億削減計画
SMCC(クレジットカード)
21年度上期 | 22年度上期 | |
業務粗利益 | 1977億 | 2142億 |
経費 | ▲1642億 | ▲1793億 |
業務純益 | 333億 | 351億 |
当期純利益 | 148億 | 148億 |
粗利益が増えましたが、経費が増え前年同期比と利益は同じ水準
SMBCCF(消費者金融 プロミス)
21年度上期 | 2022年度上期 | |
---|---|---|
業務粗利益 | 1276億 | 1377億 |
経費 | ▲583億 | ▲613億 |
業務純益 | 693億 | 727億 |
当期純利益 | 321億 | 319億 |
粗利益が増えましたが、経費が増え前年同期比と利益は同じ水準
SMBC日興(投資会社)
21年度上期 | 2022年度上期 | |
業務粗利益 | 2057億 | 1,235億 |
経費 | ▲1566億 | ▲1588億 |
業務純益 | 491億 | ▲353億 |
当期純利益 | 362億 | ▲248億 |
今期は赤字を計上
2022年9月
特定の銘柄の株価を維持するため、不正な取引を行い幹部6人を起訴
相場操縦事件として、金融庁から業務停止命令や管理体制の強化を出しました。
よって、株式や債権の取引ができないことから、250億の減収に繋がりました。
三井住友FG 年間見通し
19年 | 20年 | 21年 | |
売上高 | 5兆7373億 | 4兆5918億 | 3兆9023億 |
経常利益 | 1兆1363億 | 9321億 | 7110億 |
当期純利益 | 7267億 | 7039億 | 5128億 |
22年 | 23年 | 24年 予想 | |
売上高 | 4兆1111億 | 6兆1421億 | |
経常利益 | 1兆406億 | 1兆1609億 | |
当期純利益 | 7066億 | 8058億 | 8200億 |
今期は過去最高の8200億の利益予想です。
7000億前後を通年稼いでいます。
成長性が乏しいですが、安定して5%前後の配当金を受け取る方針ならおすすめです。
自社株買い
2018年 700億
2019年 1000億
2023年 2000億
利益の上昇に伴い、自社株買いも行っています。
今期も前年より利益を稼ぐ予想なので、さらなる自社株買いに期待です。
配当金
2021年 | 2022年 | 2023年 | |
株価 | 4239円 | 4200円 | 4784円 |
配当金 | 190円 | 210円 | 240円 |
利回り | 4.4% | 5% | 5% |
2024年 予想 | |
株価 | 5778円 |
配当金 | 250円 |
利回り | 4.3% |
業績の上方修正に伴い配当金を引き上げ
年々増配を続けています。
株価の上昇から配当利回りが低下気味です。
長期保有におすすめです。
配当利回りは一時期5%以上をつけていましたが、
業績好調な事や株主還元が評価され株価も急上昇しています。
EPS(一株利益)580円
配当性向 40%
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こちらもぜひご覧ください!
3大メガバンク 比較
日本3大メガバンク
三井住友FG 三菱UFJ みずほFGとの比較表
三井住友 | 三菱UFJ | みずほ | |
当期純利益 | 7700億 | 1兆 | 5400億 |
利益進捗率 | 72% | 68% | 61% |
株価 | 4664円 | 735円 | 1658円 |
配当金 | 230円 | 32円 | 85円 |
利回り | 4.9% | 4.3% | 5.1% |
自社株買い | 2000億 | 1500億 | なし |
取得期間 | 不明 | 23年1月末 | なし |
信用倍率 | 3.45倍 | 5.41倍 | 2.91倍 |
格付け | 5社 | 5社 | 5社 |
日本最大のメガバンク三菱UFJは1兆円の利益予想を出しています。
利益進捗率は三井住友が70%を超えており、第3期決算で上方修正をさらに出す可能性があります。
第2期の進捗率が50%以上あれば予定以上です。
三井住友、三菱は多額の自社株買いをしており、株価の上昇が期待できます。
※三菱UFHは22年度すでに3000億円の自社株買いを発表しており、今回合わせると4500億の自社株買いをします。
三菱UFJの信用倍率が高く、下落要因があります。
信用倍率
信用取引における買い残高÷売り残高によって求められます。
倍率が1倍に近づくほど株価も上昇しやすくなり、1より上がれば株価が下がりやすくなります。
指標判断
三井住友 | 三菱UFJ | みずほ | |
PER | 8.12倍 | 8.96 | 7.78 |
PBR | 0.5倍 | 0.53 | 0.47 |
ROE | 5.9% | 6% | 6.1% |
ROA | 0.3% | 0.3% | 0.2% |
同じ業種の銘柄を比較しました。
みずほ銀行が若干の割安です。
指標判断では、同じ水準です。
三井住友FG評価
投資おすすめです!
低金利の時代でも、売り上げや利益も確保し安定した業績を上げています。
前年を上回る水準で売上、利益を稼いでいる。
円安で恩恵を受けた
→リスク要因でもあり円高になれば利益が減少します。
利益進捗率が70%以上あり第3期でさらなる上方修正もあり得る
2000億円の自社株買いを発表し株価の上昇が期待できる。
利回りが4.9%あり高配当である。
年々増配をしている。
→今期は230円に増配
株価が最低46万円必要であり、手が出しにくい。