三菱商事特徴
キャッチコピー
社会のニーズに応え、社会と共に持続的成長を実現する
上場 1954年6月
資源ビジネスなど多角的に事業を展開
発行株数 14億8572万3千株
時価総額 5兆3144億
代表投資家
日本マスター信託口 1億8630万株 12.5%
日本カストディ銀行 8168万株 5.4%
BNYメロンAsAgtノントリーティジャステック 7993万株 5.3%
その他
総資産 19兆5425億6400万
自己資本 5兆8679億9600万
自己資本比率 30%
資本金 2044億4700万
利益剰余金 4兆7059億7千万
有利子負債 5兆7418億5600万
EPS(1株利益) 501円
格付け
格付機関名 | 格付け |
スタンダード・アンド・プアーズ | 長期A / 短期A-1(見通し安定的) |
ムーディーズ・インベスターズ・サービス | 長期A2 / 短期P-1(見通しネガティブ) |
格付投資情報センター | 長期AA- / 短期a-1+(見通し安定的) |
決算サマリー
業績情報
20年 | 21年 | 22年 | |
売上 | 14兆7797億 | 12兆8845億 | 17兆2648億 |
経常利益 | 6488億6400万 | 2535億2700万 | 1兆2931億 |
当期純利益 | 5353億5300万 | 1725億5千万 | 9375億 |
23年 | 24年 予想 | |
売上 | 21兆5719億 | |
経常利益 | 1兆6806億 | 2535億2700万 |
当期純利益 | 1兆1806億 | 9200億 |
配当情報
20年 | 21年 | 22年 | |
配当金 | 132円 | 134円 | 150円 |
株価 | 2,530円 | 2,980円 | 3,868円 |
配当利回り | 5.2% | 4.7% | 3.8% |
一株益 | 348円 | 116円 | 635円 |
配当性向 | 37% | ▲14% | 23% |
23年 | 24年 予想 | |
配当金 | 180円 | 200円 |
株価 | 4606円円 | 6055円 |
配当利回り | 3.9% | 3.3% |
一株益 | 809円 | 650円 |
配当性向 | 22% | 30% |
自社株買い
2014年 600億
2015年 1000億
2020年 3000億
2022年 700億
2023年 3000億
事業別利益
天然ガス 403億
脱炭素社会への移行という世界的な潮流に則したエネルギー事業を展開
環境負荷の少ないLNG開発を積極的に行っている。
インフラ 123億
産業機械、船舶・宇宙航空機などを扱っている。
素材 208億
セメント・生コン、硅砂、炭素材、塩ビ・化成品、鉄鋼製品等多岐にわたる素材の販売取引、事業開発、事業投資をしている。
石油科学 206億
燃料、化学素材の安定供給を目指し、原油、石油製品、LPG、石油化学製品、塩、メタノール等の商品製造事業やトレーディング事業をしている。
金属 1,427億
石炭・鉄鉱石などの鉄鋼原料、銅・アルミなどの非鉄金属の各分野において、トレーディング、開発、投資をしている。
自動車 520億
乗用車・商用車の海外現地生産・販売、販売金融、アフターセールスなど、自動車関連の一連のバリューチェーンをアセアンを中心にグローバルに展開している。
食品 434億
食糧、生鮮品、生活消費財、食品素材などの「食」に関わる商品を消費者にお届けする事業をグローバルに展開している。
サーモンの養殖などもしています。
天然ガス、金属事業、自動車事業が好調
トピックス
前年はコロナで大打撃を受けた。
今期はコロナからの経済の需要回復で好調
自動車事業、資源関連は好調だった。
石炭権益を売却
オーストラリアの石炭事業
LNG(天然ガス)、鉄鉱石、銅など資源価格が上がった。
よって爆益を叩き出す。
7,400億円の利益は過去最高益。
業績好調で、配当金を134円から142円に8円増配した。
指標判断
PER 7.2倍
割安と判断
PER=株価÷1株利益(EPS)
倍率が低いほど割安だと判断できます。
平均15倍を下回れば割安です。
成長できる企業ならPERが高くても投資価値あり
PBR 0.97倍
割安と判断
PBR=株価÷1株あたり純資産
倍率が低いほど割安だと判断します。
平均1倍を下回れば割安です。
逆に見れば、高いほど人気のある企業だと捉えることもできます。
配当性向 28%
減配リスクほとんどなし
資金に余裕があります。
低いほど減配リスクが少なくなります。
平均40%を超えると配当性向が高いと判断します。
ROE 9.8%
純資産での稼ぐ力が強い
高いほど、収益性のある会社だと判断でき、株価も上がりやすくなります。
ROE 当期純利益÷純資産(総資産-負債)×100
平均5%を超えれば、稼ぐ力が高いと判断します。
ROA 3.1%
総資産での稼ぐ力は標準の範囲
ROA 当期純利益÷総資産×100
平均4%を超えれば、稼ぐ力が高いと判断します。
三菱商事評価
プラス材料
過去最高益を出すなど、財務状態などに問題がない。
グローバル企業で、世界経済の成長に合わせて、成長できるポテンシャルがある。
指標判断では、割安水準。
投資の神様と言われている、ウォーレンバフェットが日本の商社株に注目し、株を大量購入をした。
マイナス材料
今期は資源ビジネスが好調だったが、来年度の資源価格の予想がしずらい。
石炭、LNGなど地球環境によくない資源を扱っているので、ESGの観点から、今後利益がでにくくなる可能性がある。
ESG投資が注目されており、三菱商事はESG投資の対象外になる可能性もある。
上記の点を考慮して、今後も成長と配当金の増額が期待でき、投資おすすめと判断します。
三菱商事を動画でも解説してみましたので,こちらもぜひご覧ください‼