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小松製作所 2024年度第一四半期(4-6月)の決算情報を解説

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建設機械の販売実績世界2位を誇ります。

近年はIT機器にも力を入れており、今後の伸びしろに期待です。

 

PER 11.7倍

PBR  1.28倍

 

セグメント別利益

2023年度4‐6月 2024年度4‐6g津
建設機械 1384億 1423億
リテールファイナンス 63億 76億
産業機械 19億 50億

 

建設機械 

為替のプラス影響や販売価格の改善により増収増益

北米、中南米、オセアニアなどで販売数が増加

欧州、アジアなどで減少

 

リテールファイナンス

為替のプラスや受取金利率の上昇、金融債権の増加等により増収増益

円安の影響で資産が増加

 

産業機械

大型プレスやエキシマレーザーのメンテナンス売上が回復したことにより増収増益

決算情報(4-6月)

2023年度4‐6月 2024年度4‐6月
売上高 8996億 9598億
営業利益 1470億 1566億
当期純利益 1054億 1097億
利益進捗率 26% 31%
為替 140円 153円

 

売上高は前年同期比 +6.7%

純利益は前年同期比 +4.1%

 

為替の影響もありますが、販売価格の上昇により、業績が前年同期比より上振れました。

 

2024年度 決算情報

2023年度 2024年度
売上高 3兆8651億 3兆8610億
営業利益 6072億 5570億
当期純利益 3934億 3470億

 

2024年度の業績見通しは、変更なし。

2024年度の需要は▲5%〜▲10%の予想。

ヨーロッパでは、金利やエネルギー価格の高止まりで建機の需要が減少と予想

中国では、不動産市況の低迷により、経済活動の停滞が継続

今期は、需要の減少が予想されています。

配当金情報

2023年度 2024年度
株価 4020円 4304円
配当金 167円 167円
配当利回り 4.1% 3.8%
一株利益 416円 373円
配当性向 40% 44%

 

2024年の第一四半期は円安の影響で業績が上向くと予想されており、株価が上昇し利回りも低下しました。

投資するには、少し物足りない水準です。

小松製作所に投資するかの判断基準

 

海外での売上や海外資産が多く為替の影響を受けやすい。

円安がプラスに作用する。

 

今後世界経済は建機の需要が減少すると予想している。

金利の上昇、エネルギー価格の高騰や中国不動産バブルの崩壊により。

 

予想業績より上向くのは厳しい。

 

今年度は増配などが期待できない。

 

円安トレンドが終わり、円高にシフトしていく可能性がある。

 

現状の利回りでは物足りない基準。

 

建設機械は一定の需要があり、大きく減少することはない。

 

株価が落ち、利回りが4%を超えてくるなら投資ラインです。

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