KDDI特徴
東京都に本社を置く、日本の通信事業を手掛ける企業です。
携帯ブランドに AU、UQ、POVOなどがあります。
近年は通信事業だけでなく金融事業にも力をいれています。
発行済み株式数 23億417万9千株
時価総額 7兆8434億
代表株主 京セラ
総資産 10兆2887億
自己資本 4兆7618億
自己資本比率 46.3%
内部留保 4兆4635億
有利子負債 1兆3285億9300万
決算期 3月
https://www.kddi.com/corporate/ir/ir-library/presentation/2022/
決算サマリー
2020年 実績 | 2021年 実績 | 2022年 予想 | |
売上高 | 5兆2372億 | 5兆3125億 | 5兆3500億 |
営業利益 | 1兆250億 | 1兆370億 | 1兆500億 |
経常利益 | 1兆200億 | 1兆380億 | 1兆590億 |
当期純利益 | 6397億 | 6514億 | 6550億 |
1株利益 | 275円 | 284円 | 290円 |
配当 | 115円 | 120円 | 125円 |
株価 | 3,200円 | 3,050円 | 3,450円(11月時点) |
配当利回り | 3.5% | 3.9% | 3.6% |
PER | 11.6倍 | 10.7倍 | 11.8倍 |
PER
株価収益率と言われ現在の株価が利益水準に対して、どれくらいの割合かを図る指標です。
PER=株価÷1株利益 倍率が低いほど割安だと判断できます。
平均15倍を下回れば割安です。
KDDI 11.8倍→平均から比べると割安だと判断できます。
PBR
株価純資産倍率と言われ、企業の資産面を見て判断する指標です。
PBR=株価÷1株あたり純資産 倍率が低いほど割安だと判断できます。
平均1倍を下回れば割安です。
KDDI→ 1,65倍 若干割高だと判断できます。
配当性向
利益の何%を配当と出しているかを表します。
低いほど減配リスクが少なくなります。
平均40%を超えると配当性向が高いと判断します。
KDDI 利益の42.2%を配当 配当性向は標準的な範囲です。
ROE
自己資本利益比率と呼ばれ、資本から利益をどれだけ効率よく稼げているかを図る指標です。
高いほど、投資価値のある会社だと判断でき、株価も上がりやすくなります。
ROE 当期純利益÷純資産(総資産-負債)×100
平均10%を超えれば、優良企業と判断できます。
KDDI→14,2% 優良企業です。
ROA
純資産利益率と呼ばれ、資産から利益をどれだけ効率よく稼げているかを図る指標です。
ROA 当期純利益÷総資産×100
高いほど、株式市場で評価を受けています。
平均5%を超えれば、優良企業と判断できます。
KDDI→7.6% 優良企業です。
KDDIトピックス
au, povo,uqなど全てのブランドで5Gを開始した。
5G端末の売上は2021年9月で470万台販売。
端末契約数は、2021年9月時点で2,978万台
通信事業は既に飽和状態にあり、伸び悩んでいる。
金融決済、金融取扱い高、大きく増益している。
営業利益 2021年3月期197億円→2022年3月期246億円
(auPAY、au自分銀行など)
KDDI評価
投資おすすめ銘柄です。
通信事業は設備投資など莫大なお金が掛かり、新規参入が難しい業種です。
KDDIはその中でも確固たる地位を築いており、今後も安定的な収益が見込まれます。
また、すでにスマートフォンやネット環境はインフラ並みのレベルまで達しているので、需要も高まり続けると予想されます。
しかし、KDDIの課題として、通信事業は既に飽和状態に達しており、売上の増加が難しく、成長が見込めません。なので、金融事業や他の事業に着手しています。他の事業については、前年度比と比べ営業利益などが増加傾向です。
配当金狙いの投資ではおすすめ銘柄と判断します。