心築による、不動産のバリューアップを図る。
心築とは、いちごのノウハウを活用し、不動産の価値向上や創造、「100年不動産」の実現を目指す。
例
ビルの顔であるエントランスホールをリニューアル
独自の戦略的なリーシング手法である、いちごレイアウトオフィスを設置
いちごオフィスリート投資法人特徴
資産規模 2,061億円
投資対象 オフィス 100%
投資場所 東京圏を中心とした地方都市
稼働率 95.4%
EPU 2,116円
一口あたりNAV 92,925円
含み益 415億円
剰余金 205億6642万
有利子負債 1043億5300万
投資法人債 69億
平均借入金利 0.84%
平均借入期間 6.9年
投資主数
いちごトラスト 31,190口 21.88%
カストディ銀行 237,126口 15.66%
マスタートラスト 186,454 12.32%
筆頭株主はいちごグループです。
決算サマリー
2021年4月 31期 | 2021年10月32期 | |
営業収益 | 77億2500万 | 78億4300万 |
営業利益 | 39億2300万 | 39億6200万 |
当期純利英 | 31億2100万 | 32億 |
総資産 | 2276億5400万 | 2276億5300万 |
純資産 | 1024億4700万 | 1024億2100万 |
分配金 | 2,132円 | 2,185円 |
総資産経常利益率 | 2.8% | 2.8% |
自己資本利益率 | 6.1% | 6.2% |
自己資本比率 | 45% | 45% |
物件数 | 86件 | 86件 |
テナント数 | 934件 | 930件 |
減価償却費 | 8億7千万 | 8億8700万 |
資本的支出 | 6億7748万 | 6億2561万 |
賃貸NOI | 57億5400万 | 58億4300万 |
1口あたりFFO | 2,638円 | 2,701円 |
業績予想
2021年10月32期 実績 | 2022年4月 33期予想 | 2022年10月 34期予想 | |
営業収益 | 78億4300万 | 76億6800万 | 77億5600万 |
営業利益 | 39億6200万 | 37億7600万 | 38億800万 |
当期純利益 | 32億 | 30億3千万 | 30億4100万 |
分配金 | 2,185円 | 2,072円 | 2,079円 |
発行口数 | 1,513,367口 | ||
NOI | 58億4300万 | 55億7100万 | 56億3700万 |
稼働率 | 95.4% | 96.1% | 96.8% |
出資の状況
第30期 2020年10月 | 第31期 2021年4月 | 第32期 2021年10月 | |
発行口数 | 1,513,367口 | 1,513,367口 | 1,513,367口 |
出資総額 | 676億7500万 | 676億7500万 | 676億7500万 |
投資主数 | 13,947人 | 13,911人 | 14,104人 |
トピックス
不動産の売買価格は高止まりしており、物件取得は慎重に行う必要がある。
中規模オフィスの需要は回復傾向
賃料増額入替改定 35件
賃料減額入替 7件
格付 A安定的からAポジティブに変更
投資法人債 15億調達 年利 0.85%
指標判断
NAV倍率 0.98倍
割安と判断
NAV=純資産額-保有不動産簿価+保有不動産鑑定額
NAV倍率=投資口価格÷NAV
倍率が1を下回るほど割安だと判断できます。
株で例えると、PBRと同じです。
LTV 48.9%
負債比率が高いと判断
低いほど負債比率が小さく、負債余力があります。
LTV=有利子負債÷資産額
45%を超えると負債比率が高いと判断します。
リート全体の目安は50%前後と捉え、低いほど取得余力があると判断できます。
FFO倍率 30.81倍
割安と判断
FFO倍率=株価÷1口あたりFFO
FFO=当期純利益+減価償却費-不動産等売却損益
低いほど市場評価が低く、割安と判断します。
35倍を超えると割高と判断します。
株で例えると、PERと同じです。
NOI利回り 5.62%
不動産利回りが高いと判断
NOI利回り=NOI(家賃収入-経費-空室による損失)÷取得価格×100
NOI利回りが大きいほど収益性が高いです。
5%を基準に高いほど収益力があると判断します。
いちごオフィスリート評価
プラス材料
指標判断では、NAV倍率、FFO倍率ともに割安水準である。
いちごグループによるバックアップがある。
心築による独自のバリューアップ戦略がある。
(ESG投資の観点からもバリューアップ戦略は評価されます)
格付けの評価が上がった。
マイナス材料
オフィス需要の今後の見通しが不透明である。
不動産価格は高止まりしており、購入しても高値掴みになる可能性がある。
上記の点から投資は慎重に行うべきだと判断します。
動画でいちごオフィスリート投資法人を解説してみましたので、こちらもぜひご覧ください。