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【2025年第一四半期メガ銀行の業績を解説】金利差が開き好業績

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日本の3大メガバンクの業績を徹底比較します。

 

日本株ブーム、マイナス金利の撤廃により株価も上昇傾向が続いています。

みずほフィナンシャルグループ

時価総額 7兆3397億

PER 9.8倍

PBR 0.71倍

 

業績情報 第1四半期 4月から6月

22年 23年 24年
売上高 1兆2350億 1兆8588億 2兆3808億
経常利益 2042億 2941億 3543億
最終利益 1592億 2451億 2893億
利益予想 5555億 6789億 7500億
利益進捗率 28億 36% 38%

利益進捗率が38%あり好調です。

1年の4分の1の業績なので25%以上あれば業績が好調です。

進捗率が好調であれば、自社株買いや増配に期待できます。

次の決算発表に期待です。

 

25年第一四半期 業績

顧客部門、市場部門ともに堅調に推移したことや、円安影響等もあり大幅に増益

経費

円安、インフレ、海外を中心とした成長領域への資源投下でコストが増加

 

国内貸出金 55兆円

貸出金利 0.76%

預金金利 0%

 

海外貸出金 2522億ドル→37兆円

貸出金利 5.86%

預金金利 4.32%

預貸金利回りの拡大により、好業績をたたき出しました。

 

グループ会社別 純利益

22年 23年
銀行 3797億 4338億
信託 212億 202億
証券 695億 1031億
アセット 110億 96億
合計 5432億 6423億

みずほ銀行、みずほ証券の業績が好調です。

 

財務状況 

21年 22年 23年 24年
1株純資産 3650円 3581円 3603円 4037円
自己資本比率 4.1% 3.8% 3.5% 3.6%
総資産 225兆 237兆 254兆 278兆
自己資本 9兆2562億 9兆773億 9兆1332億 10兆2325億
剰余金 4兆4216億 4兆7564億 5兆939億 5兆5388億
24年4月から6月
1株純資産
自己資本比率 3.5%
総資産 292兆
自己資本 10兆3227億
剰余金 5713億

利益剰余金も上昇傾向です。

 

配当情報    

21年 22年 23年
株価 1500円 1720円 2685円
配当金 80円 85円 105円
配当利回り 5.3% 4.9% 3.9%
一株利益 209円 219円 267円
配当性向 38% 38% 39%
21年
株価 2,890円
配当金 115円
配当利回り 4%
一株利益 295円
配当性向 38%

好調な業績に伴い、株価が上昇傾向です。

利回りも4%あり投資するラインとなっております。

1株利益の、4割を配当に出しています。

既に予想利益を達成しているので、次回の通期決算では増配に期待です。

 

株主還元

2024年度の配当予想は前年度対比10円増配し、年間115円を配当としてだします。

 安定的な収益基盤の着実な成長に基づき、4期連続の増配となります。

三菱UFJフィナンシャルグループ

時価総額 18兆2845億

PER 11.5倍

PBR 0.86倍

 

業績情報 第1四半期 4月から6月

22年 23年 24年
売上高 2兆1638億 2兆7740億 3兆5250億
経常利益 2629億 7255億 7333億
利益 1136億 5583億 5558億
通期利益 1兆1164億 1兆4907億 1兆5000億
利益進捗率 10% 37% 37%

通期予想を稼いでいます。

業務純益の増加に加え、Morgan Stanleyの持分法適用決算期の変更や円安の影響等もあり、MUFG発足以来の最高益

22年の第三四半期は特別利益の計上時期がずれたため、低くなっています。

通期で見ると前年と同水準の推移です。

 

国内

貸出金 115兆円

預金 216兆円

貸出金利 0.81%

金利利ザヤ 0.84%

 

海外 45兆円

金利利ザヤ 1.39%

銀行業は貸出金利から預金金利を引き、金利利ザヤで稼いでいます。

海外の方が金利利ザヤが大きく、円安も加わり好調な業績をだしました。

 

セグメント別 損益の状況 4月から12月

24年
銀行 7,766億
信託 658億
証券 305億
アコム 165億
アユタヤ銀行 714億
ダナモン銀行 199億
FSI 181億
モルガン 2834億
合計 12979億

銀行業で6割程度を稼いでいます。

海外での銀行業も3割程度あり、好調な海外の成長を取り込めます。

 

財務状況 

21年3月 22年3月 23年3月 23年4月から9月
1株純資産 1308円 1349円 1433円 1670円
自己資本比率 4.7% 4.6% 4.5% 4.9%
総資産 359兆 373兆 386兆 403兆
自己資本 16兆8025億 17兆237億 17兆2312億 19兆5879億
剰余金 11兆2000億 11兆9981億 12兆7392億 14兆1182億

財務状態も年々よくなっています。

 

配当情報  

21年 22年 23年
株価 653円 803円 1437円
配当金 28円 32円 41円
配当利回り 4.2% 3.9% 2.8%
一株利益 88円 90円 124円
配当性向 31% 35% 33%
24年
株価 1482円
配当金 50円
配当利回り 3.3%
一株利益 128円
配当性向 39%

株価の上昇に伴い、配当利回りが急落しています。

現在は年3.3%の利回り水準です。

 

株主還元

2023年11月から2024年3月まで

4000億円の自己株式の取得を発表

配当金は9円増配で41円を決定。

三井住友フィナンシャルグループ

時価総額 11兆9201億

PER 11倍

PBR 0.8倍

 

業績情報 第1四半期 4月から6月

22年 23年 24年
売上高 1兆3317億 2兆2732億 2兆5225億
経常利益 3496億 3491億 5208億
最終利益 2524億 2480億 3713億
予想利益 8058億 9629億 1兆600億
利益進捗率 31% 25% 35%

23年の通期予想は据え置き。

前年を上回る利益予想で、業績の好調が伺えます。

 

グループ会社 第3四半期業績

三井住友銀行

22年 23年
売上 1兆2878億 1兆3457億
経常利益 6345億 6216億
当期純利益 5637億 5549億

国内

貸出金 62兆円

貸出金利 0.85%

預金金利 0%

ただ同然で預金を仕入れ、0.85%の金利で国内ほ法人に貸出を行っています。

 

海外

貸出金利 6%

預金金利 4%

海外では、物価のインフレを抑えるため、金利の引き上げを行っており、貸出金利が6%と高金利です。

預金金利も4%程度あり、その金利差が利益となります。

 

三井住友カード

22年 23年
売上 3648億 4058億
経常利益 744億 769億
当期純利益 330億 276億

 

SMBC日興証券

22年 23年
売上 2671億 3341億
経常利益 36億 441億
当期純利益 △54億 332億

 

SMBCコンシューマーファイナンス

22年 23年
売上 1702億 1868億
経常利益 949億 939億
当期純利益 488億 249億

 

SMBC信託銀行

22年 23年
売上 408億 524億
経常利益 134億 221億
当期純利益 112億 169億

 

三井住友アセットマネジメント

22年 23年
売上 271億 304億
経常利益 42億 57億
当期純利益 25億 38億

 

三井住友ファイナンス&リース

22年 23年
売上 1912億 2166億
経常利益 1134億 1311億
当期純利益 612億 1199億

 

財務状況 

21年 22年 23年 24年
1株純資産 8629円 8825円 9430円 11,157円
自己資本比率 4.9% 4.7% 4.7% 5%
総資産 242兆 257兆 270兆 295兆
自己資本 11兆 12兆 12兆 14兆
剰余金 6兆4925億 6兆9164億 7兆4236億 7兆8434億
24年4月から6月
1株純資産
自己資本比率 5%
総資産 301兆
自己資本 14兆
剰余金 7兆9540億

自己資本、剰余金も年々増加傾向です。

 

配当情報 

21年 22年 23年 24年
株価 4193円 5298円 7639円 9112円
配当金 210円 240円 270円 330
配当利回り  5% 4.5% 3.5% 3.6%
一株利益 515円 590円 724円 812円
配当性向 40% 40% 37% 40%

一株利益に対して、40%を配当金として出しています。

海外の業績が好調なので、さらなる業績の向上、配当金の増加に期待できます。

 

株主還元

2023年11月

1500億の自社株買いを決定

配当金は10円増配で250円。

 

3大メガ銀行徹底比較

 

業績情報

みずほ 三井住友 三菱UFJ
売上高 6兆1604億 6兆6912億 8兆5076億
利益 6423億 7928億 1兆2979億
予想利益 6400億 9200億 1兆3000億
利益進捗率 100% 86% 99%

三菱UFJとみずほはすでに目標利益を達成しています。

上方修正、増配は発表しておらず、次回の決算情報に期待できます。

 

財務比較

みずほ 三井住友 三菱UFJ
時価総額 6兆8217億 10兆2174億 17兆7293億
自己資本比率 3.6% 4.8% 4.8%
剰余金 5兆4503億 7兆6725億 13兆5984億

銀行業は預金額が大きいので、自己資本比率は小さくなります。

三菱UFJの剰余金が高水準です。

 

配当情報

みずほ 三井住友 三菱UFJ
株価 2625円 7639円 1437円
配当金 100円 270円 41円
利回り 3.7% 3.5% 2.8%
一株利益 252円 695円 110円
配当性向 39% 38% 37%

好調な業績に伴い、株価が上昇傾向です。

三菱UFJは利回り3%を切りました。

次回の決算情報では増配発表がでる可能性が高いので、今購入するのもおすすめです。

 

指標判断

みずほ 三井住友 三菱UFJ
PER 10.6倍 11倍 13.1倍
PBR 0.69倍 0.73倍 0.9倍

銀行業はPBRが低いですが、三菱UFJでは1倍を超す勢いです。

PBR1倍割れ改善のため、さらなる株主還元に期待できます。

 

株主還元

みずほ 三井住友 三菱UFJ
増配 15円 10円 9円
自社株買い なし 1500億 4000億
自社株買い未取得額 なし 500億 未定

三井住友は、3月末までに残り500億の自社株買いを行うので、さらなる株価の上昇が期待できます。

三菱UFJは2023年11月に発表した4000億の自社株買いを行うためさらなる株価の上昇が期待できます。

 

銀行業の業績

 

国内では、マイナス金利撤廃から金利のある世界になる可能性があります。

金利の引上げで銀行業の業績も上向くと予想できます。

 

海外では、物価のインフレを抑えるため、貸出金利の上昇が続いています。預金金利も高いですが、金利が差が拡大したことにより好業績もたたき出しました。

円安もプラスに作用し、為替差益も拡大しています。

 

現時点でのおすすめ銘柄は

現状のおすすめは、三菱UFJフィナンシャルグループです。

23年11月に自社株買いを発表し、24年3月31日までに4000億の自社株買いを行う。

→株価の上昇が期待できます。

 

利益進捗率が99%になっているので、次回の通期決算では増配が期待できる。

 

金利差の大きい海外の銀行が子会社にいる。

→好調な海外業績を取り込めます。

 

配当利回りが欲しい方ならみずほもおすすめです。

利益進捗率が100%に達しており、次回の通期決算では増配が予想されているため。

現状の利回りは3.7%

仮に次の決算では20円の増配で利回りは4.4%程度になります。

 

国内、海外で貸出金利の引上げで好業績です!
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