電力、食料 生活密着型に重点を置いている。
非資源分野の割合が多い。
子会社一覧
456社
丸紅エネルギー、丸紅ITソリューションズ、丸紅都市開発
丸紅の事業内容
食料第一本部
食品スーパーマーケット事業、食品卸事業を中心に流通各社との戦略的提携を結び国内外で行っている。
化学品本部
アジア・中東地域を中心に業界でトップクラスの地位を確立しており、、合繊原料、合成樹脂、塩ビ、肥料原料についても販売網を拡大している。
エネルギー本部
カタール・赤道ギニア・ペルー・パプアニューギニアと世界各地でLNGプロジェクトを行っている。
電力本部
丸紅が最も力を入れている分野です。
再生可能エネルギーで、電力の供給と発電所の運営を行っている。
航空・船舶本部
航空機・エンジンの部品トレード事業や整備の代理店事業、リース事業を行っている。
企業情報
21年 | 22年 | 23年 | |
総資産 | 6兆9357億 | 8兆2555億 | 7兆9560億 |
自己資本比率 | 26% | 27% | 36% |
剰余金 | 1兆673億 | 1兆3797億 | 1兆7781億 |
営業CF | 3970億 | 3119億 | 6063億 |
格付け
JCR A+(安定的)
R&I A(安定的)
ムーディーズ Baa2(安定的)
S&Pグローバル BBB(ポジティブ)
業績内容
20年 | 21年 | 22年 | |
売上 | 6兆8276億 | 6兆3324億 | 8兆5085億 |
営業利益 | 1338億 | 1415億 | 2844億 |
経常利益 | ▲1659億 | 2817億 | 5061億 |
当期純利益 | ▲1974億5千万 | 2253億4300万 | 4243億 |
23年 | 24年 予想 | |
売上 | 9兆1904億 | |
営業利益 | 3408億 | |
経常利益 | 6517億 | |
当期純利益 | 5430億 | 4200億 |
21年のコロナを契機に売上、利益を大幅に上昇させています。
23年は資源高、円安の恩恵があり過去最高益を記録しました。
24年は、資源高、円安が一服し、前年比より減少する予想です。
丸紅 セグメント別当期純利益
21年 | 22年 | |
ライフスタイル | 55 | 45 |
情報・不動産 | 92 | 95 |
フォレストプロダクト | 76 | ▲94 |
食料第一 | 145 | 116 |
食料第二 | 464 | 769 |
アグリ事業 | 598 | 427 |
化学品 | 172 | 143 |
エネルギー | 377 | 383 |
金属 | 1907 | 1994 |
電力 | ▲277 | 43 |
インフラプロジェクト | 73 | 90 |
航空・船舶 | 225 | 282 |
金融・リース事業 | 70 | 438 |
建設・産業・モビリティ | 225 | 238 |
次世代事業開発 | ▲15 | ▲28 |
その他 | 6 | 150 |
合計 | 4243 | 5430 |
今期は金属事業、食料、金融事業の利益が業績をけん引しました。
20年 | 21年 | 22年 | |
資源 | 400億 | 1400億 | 1904億 |
非資源 | 1370億 | 2260億 | 3424億 |
資源3分の1 非資源3分の2の割合です。
配当情報
21年 | 22年 | |
株価 | 788円 | 1254円 |
配当金 | 33円 | 62円 |
利回り | 4.1% | 4.9% |
一株利益 | 126円 | 242円 |
配当性向 | 26% | 25% |
23年 | 24年予想 | |
株価 | 1786円 | 2483円 |
配当金 | 78円 | 78円 |
利回り | 4.3% | 3.1% |
一株利益 | 316円 | 248円 |
配当性向 | 24% | 31% |
ウォーレンバフェットの投資比率増加、株主還元などを積極的に行い、利回りが低下気味です。
自社株買い
2022年 300億
2023年 414億
自社の株式を取得することで、株価の上昇が期待できます。
指標判断
PER 5.45倍→10倍 割安
PBR 1.27倍→1.46倍 割高
ROE 18.7%→14.49% 稼ぐ力が高い
ROA 4.9%→5.28% 標準の範囲
丸紅評価
非資源分野の割合が多く、安定感があります。
自社株買いや増配で株主還元に積極的。
指標判断では、PBRが割高となりました。
配当利回りが3.1%台と低下気味。