住友ゴム工業特徴
1975年に上場し、神戸市に本社を置いている。
タイヤ事業 85.9%(ほとんどタイヤ事業です)
タイヤで有名なダンロップ、ファルケンをメインブランドとし、海外にも輸出している
2013年に石油を使わないタイヤ、エナセーブを開発
価格、性能、耐久性が非常に高く、私も愛用しています。
スポーツ事業 (8.9%)
ゴルフクラブやテニスラケットを作り、フィットネスクラブなども運営している。
産業用事業 (5.3%)
ゴム手袋、介護用品、多種多様な商品を提供している。
発行済み株式数 2億6304万3千株
時価総額 3,445億円
代表株主
住友電気工業 7587万株 28.8%
日本マスター信託口 1,469万株 5.5%
日本カストディ信託口 746万株 2.8%
総資産 1兆160億4900万 流動資産(現金など)+固定資産(建物、車両など)
自己資本 4882億2600万 返済義務のない資産
自己資本比率 48.1% 40%を目安に高いほど安定していると判断します。
利益剰余金 4730億2900万 会社の貯金
有利子負債 2243億6900万 借金の額
株主優待 なし
決算期 12月
決算サマリー
2019年 実績 | 2020年 実績 | 2021年 予想 | |
売上高 | 8933億1千万 | 7908億1700万 | 9250億 |
営業利益 | 330億6500万 | 387億100万 | 430億 |
経常利益 | 272億9500万 | 297億7100万 | 455億1700万 |
当期純利益 | 120億7200万 | 225億9600万 | 290億 |
配当 | 55円 | 35円 | 55円 |
株価 | 1,277円 | 1,286円 | 1,223円(12月時点) |
利回り | 4.3% | 2.7% | 4.4% |
※海外への売上は約65%を占めています。
指標判断
PER 14.21倍 割安と判断
株価収益率と言われ現在の株価が利益水準に対して、どれくらいの割合かを図る指標です。
PER=株価÷1株利益(倍率が低いほど割安だと判断できます)
平均15倍を下回れば割安です。(成長できる企業ならPERが高くても投資価値あり)
PBR 0.71倍 割安と判断
株価純資産倍率と言われ、企業の資産面を見て判断する指標です。
PBR=株価÷1株あたり純資産(倍率が低いほど割安だと判断できます)
平均1倍を下回れば割安です。
逆に見れば、高いほど人気のある企業だと捉えることもできます。
配当性向 40.7% 標準の範囲
利益の何%を配当と出しているかを表します。
(低いほど減配リスクが少なくなります)平均40%を超えると配当性向が高いと判断します。
ROE 4.9% 効率よく稼げていない
自己資本利益比率と呼ばれ、資本から利益をどれだけ効率よく稼げているかを図る指標です。(高いほど、投資価値のある会社だと判断でき、株価も上がりやすくなります)
ROE 当期純利益÷純資産(総資産-負債)×100
平均10%を超えれば、優良企業と判断できます。
ROA 4.3% 効率よくかせげていない
純資産利益率と呼ばれ、資産から利益をどれだけ効率よく稼げているかを図る指標です。
ROA 当期純利益÷総資産×100
(高いほど、株式市場で評価を受けています)
平均5%を超えれば、優良企業と判断できます。
トピックス
グローバル展開を目指す
(海外進出をどんどん加速させていく)
売上 1兆円 営業利益 1,000億円
高い価値のあるタイヤを開発する!
スマートタイヤ
自動運転に対応したタイヤ (タイヤをセンサーにし、安心安全に運転できるなど)
路面や季節に対応し変化するタイヤ(将来タイヤ交換のいらなくなるタイヤができるかもしれません)
住友ゴム工業評価
投資しても大丈夫な銘柄です。
コロナで自動車の生産台数が減り2020年の売上や配当金は少ないほうでしたが、コロナ以前の水準には回復しました。
タイヤ開発などに力を入れていて、イノベーションを起こすタイヤを作るかもしれません。
市場が縮小する日本と市場が拡大している海外グローバルに事業を展開している。
配当利回りが4.4%と高い 配当性向をみても40%台なので、減配リスクが限られます。
懸念点
ライバル、ブリジストンのブランド力がすごい。
日本市場を斡旋しています。
2020年の売上高
ブリジストン売上高2兆9945億
ダンロップ7,908億円
市場では割安銘柄で放置されている。
一見メリットの様ですが、市場からは評価されていないと受け止めることもできます。
今後の伸びや割安と判断しおすすめ銘柄だと思います。
(住友ゴム工業を動画でも説明してみましたので、ぜひご覧ください)