ジャパンホテルリート投資法人 特徴
日本最大のホテル特化型のリートです。
ホテル投資比率 100% 資産規模 3,700億円
日本の有名なホテルに投資している。
ヒルトンオリエンタルホテル、シェラトン日航ホテルなどのブランドがあります。
なお、このリートのみ決算は12月にあり、分配金は12月に一回だけです。
https://www.jhrth.co.jp/ja/ir/highlight.html
運用形態
ジャパンホテルリートがホテルを所有していて、ホテルマネジメントジャパン、その他が運営をしています。
ホテルマネジメントジャパンがジャパンホテルリートに家賃を払い、その家賃から投資家に分配されます。
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マレーシアのロックライズ社
ホテル形態
リミテッドサービスホテル31.9%
ビジネスホテルのことで宿泊特化型サービスのことです。最低限の泊まるためのホテルなので宿泊費が安いのが特徴です。
フルサービスホテル47.2%(シティホテル)
宿泊以外にも料理や飲み物を提供出来るレストランがあり、会議や宴会、結婚式が出来るほどの大きな施設を持つのが特徴で、都市部にあります。
リミテッドホテル以上のサービスがあるので、値段は少し高めです。
メインターゲットはビジネスマンや観光客です。
リゾートテル21.0%
簡単に言うとフルサービスホテルの特徴を持ちリゾート地(観光地)にあります。
メインターゲットは観光客です。
代表的なホテル
ヒルトン東京お台場
所在地 東京都港区
建築時期 1996年1月 (築年数25年)
取得価格 624億
ポートフォリオ16.9%を占める
フルサービスホテル
オリエンタルホテル東京ベイ
(ディズニーランドの近くにありますね)
所在地 千葉県浦安
建築時期 1995年7月
取得価格 199億円
ポートフォリオの5.4%を占める。
ミッドプライスホテル
(エコノミーより上のクラスで、価格帯も手頃なホテル)
トピックス
2021年は変動賃料のみで売り上げがほとんどなく、中間決算はマイナス14億8800万の赤字となった。
(運営会社を守るため、固定賃料の免除を行った)
2022年から固定賃料と変動賃料になる。
(この年から分配金がはいってくる可能性があります)
中間決算サマリー
2019年 12月(実績) | 2020年 12月(実績) | 2021年 6月(実績) | |
営業収益(百万円) | 28,278 | 13,838 | 4,589 |
営業利益(百万円) | 17,148 | 3,176 | △699 |
純利益(百万円) | 15,290 | 1,527 | △1,488 |
分配金 | 3,690円 | 410円 | 120円 |
有利子固定比率 1687億5400万
LTV 42.7%
客室稼働率 33.7%
ADR 12,362円
一室あたりの平均販売単価のことです。
ADR(アベレージ、デイリー、レイト)
客室平均単価=売り上げ合計額÷客室数
RevPAR 4,172円
RevPAR=客室稼働率(OCC)×客室平均単価(ADR)
1室あたりの収益を表します。
(ADR、RevPARもホテルリートに関しては重要な指標なので投資をする上で必ず見て置いたほうがいいです)
売上高 143億4900万
金利 1% (REITの中では高いほうです)
格付け Aプラス
ジャパンホテルリート評価
オリエンタルホテル(ディズニー関係のホテル)やヒルトン東京ホテルなど有名なホテルを保持しており、コロナ前は賃料収入もたくさんあり、投資おすすめ銘柄でした。
しかし、コロナをきっかけに国内旅行者、海外旅行者が減り、当期純利益は赤字転落、また、2021年12月期の分配金は120円です。
分配金狙いの投資では今は手を出すときではありません。予定では2022年にコロナウイルスが落ち着き、業績が回復する見通しです。なので、投資口の購入は来年の中間予想でコロナの状況を見て、分配金が出ることを確認して投資した方がいいですね。
値上がり益狙いの投資では今が買い時かもしれません、ワクチンが普及し、GOTOキャンペーンなどで収益が上がり、購入価格が上昇したところで売るタイミングです。
もしコロナの感染者が再度上昇し、来期も収益が上がらないと確認できた時が損切りポイントかもしれません。
ジャパンホテルリートの解説を動画でもしてみましたので、ぜひご覧ください。